演題募集

演題応募方法 主題演題および一般演題の応募は、ホームページからのオンライン登録のみです。
本ページ下部の新規登録ボタンよりご登録ください。
演題募集期間 2021年3月8日(月)~4月20日(火)

4月27日(火)まで延長いたしました。

5月10日(月)まで再延長いたしました。

演題募集を締切りました。多数のご応募ありがとうございました。

募集演題

下記演題の募集を予定しております。
各プログラムの詳細は「プログラム」のページをご確認ください。

  • 主題演題
    シンポジウム
    シンポジウム(ビデオ)
    パネルディスカッション
    パネルディスカッション(ビデオ)
    ワークショップ
    ワークショップ(ビデオ)
  • 要望演題
  • 一般演題(口演・ポスター)※発表形式は会長へご一任ください
応募資格 公募の筆頭演者は演題登録時および発表時に日本大腸肛門病学会の会員であることが必須です。非会員の方はすみやかに会員登録を行ってください。また、会員の方は会費滞納による退会にご注意ください。
※共同演者は非会員でも登録可能です。

入会について

「日本大腸肛門病学会入会案内」の全ての手続きが完了しなければ入会となりません。
登録手続き完了までには1週間程度を要しますので、予め余裕を持って入会手続きをいただきますようお願いいたします。
日本大腸肛門病学会ホームページの各種手続きより、『入会案内』をご覧ください。

≪入会および会員番号に関するお問い合わせ≫

日本大腸肛門病学会 事務局
TEL: 03-6277-2340

ご応募に際して

アカウント登録の際に会員番号をご入力いただきます。
登録画面で会員番号を入力される際は、ご自身の会員番号の記号(平仮名またはアルファベット1文字)と番号をそのまま入力してください。

抄録の作成に際して

抄録は以下の要領にて作成してください。

演題名 全角100文字(半角200文字)以内
最大著者数(筆頭著者+共著者) 20名以内
最大所属施設数 20施設以内
抄録本 全角900文字(半角1,800文字)以内

倫理的事項の申請

本学会は、文科省・厚労省告示に基づく「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を平成29年に制定しました。
本指針では、「研究者等は、法令、指針等を遵守し、倫理審査委員会(特定臨床研究の場合は、認定臨床研究審査委員会)の審査及び研究機関の長の許可を受けた研究計画書に従って、適正に研究を実施しなければならない」と規定しています。
演題応募に際しては、倫理審査が必要な研究か否かを申告していただきます。

利益相反

報酬額 1つの企業・団体から年間100万円以上
株式の利益 1つの企業から年間100万円以上あるいは全株式の5%以上保有
特許使用料 1つにつき年間100万円以上
日当(講演料)など 1つの企業・団体から年間50万円以上
原稿料 1つの企業・団体から年間50万円以上
研究費・助成金などの総額 1つの企業・団体から医学系研究(共同研究、受託研究、治験など)に対して支払われた総額が年間100万円以上
奨学(奨励)寄附金などの総額 1つの企業・団体から申告者個人または申告者が所属する部局(講座、分野)あるいは研究室の代表者に支払われた総額が年間100万円以上
企業などが提供する寄附講座に所属している場合
その他の報酬(研究とは直接無関係な旅行、贈答品など) 1つの企業・団体から年間5万円以上

採否通知

演題登録が完了すると、登録完了メールがご入力いただいた筆頭演者のメールアドレス宛てに自動配信されます。演題登録時に電子メールアドレスを正確にご記入ください。
採否通知は7月下旬頃に演題登録の際にご入力いただいた筆頭演者のメールアドレス宛にお送りいたします。
演題の採否および発表セッションの決定は、学術集会本部にご一任ください。

個人情報管理に関して

演題登録の際お預かりした個人情報は、当学会の会員管理および学術論文発表目的以外での使用はいたしません。事務局にて厳重に管理させていただきます。

演題登録(2021年3月8日より開始)

本システムは最新の Internet Explorer, Google Chrome, Mozilla Firefox, Safari で動作確認を行っております。
それ以外のブラウザはご利用にならないようお願いいたします。

各主題演題の応募に際しましては、「司会のことば」で趣旨をよくご確認の上、ご応募をお願い申し上げます。

演題に関してのご質問・お問合せ

第76回日本大腸肛門病学会学術集会運営事務局
株式会社 コンベンションアカデミア
〒113-0033
東京都文京区本郷3-35-3 本郷UC ビル4階
TEL:03-5805-5261
FAX:03-3815-2028
jscp76@coac.co.jp

主題演題

【内科 1】ワークショップ(ビデオ)
「大腸内視鏡治療・私の工夫」

司会 岡 志郎(広島大学病院 消化器・代謝内科)
竹内 洋司(大阪国際がんセンター 消化管内科)
司会の言葉 先人の英知と弛まぬ努力により、大腸内視鏡は診断のための検査法としてのみならず、低侵襲な治療法の一つとして日々の大腸肛門病診療に欠かせないものとなっている。その進歩には企業による内視鏡機器や周辺器具の開発、改良が貢献してきたのは論をまたないが、内視鏡医個人の創意工夫によるところも大きい。日常診療における現場での個々の工夫は、時に将来的な大きな変革の萌芽となることもある。本セッションでは、内視鏡的切除術、ステント留置術、狭窄解除術など種々の内視鏡治療における“私の工夫”を動画で供覧いただき、本学術集会のテーマである“大腸肛門病学の新展開”につながるような演題を募りたい。一例報告から多数例のデータに基づく工夫まで、また手技的な工夫から新しく開発した器具など、形式には囚われない新規性の高い“私の工夫”の、魅力的な動画での提示を期待する。

【内科 2】ワークショップ
「大腸腫瘍内視鏡診断の新たな展開」

司会 佐野 寧(佐野病院 消化器センター)
森 悠一(昭和大学横浜市北部病院 消化器センター)
司会の言葉 近年の内視鏡イメージング技術の発展により、内視鏡診断は飛躍的に発展した。特にNBI、 BLI、 LCIなどのImage-enhanced Endoscopy (IEE)については様々な無作為比較試験 (RCT) 結果が報告され、拡大内視鏡の普及とともに、本邦の診療においては既に日常臨床の一部として根付いている。これらのモダリティは、①病変の拾い上げ ②腫瘍・非腫瘍の鑑別 ③癌の深達度診断など多岐にわたる目的で使用されているが、一方で、このような先端技術が初学者や一般臨床家における実地診療まで広く普及しているか不明な部分も多い。 本ワークショップでは、現状の大腸腫瘍診断の限界を打破するような、意欲的な課題を公募する。Pitパターン、JNET分類の現状の課題と将来展望に加え、超拡大内視鏡の意義や、顕微内視鏡観察、AI(artificial intelligence)を用いた診断なども含めた将来展望に関する発表も歓迎する。疫学的なアプローチだけでなく、既存にない革新的なモダリティを用いた挑戦的な演題も含め、幅広い臨床医・研究者からの演題申込を期待する。

【内科 3】パネルディスカッション
「IBDの新規治療の現状と将来展望」

司会 安藤 朗(滋賀医科大学 消化器内科)
金井 隆典(慶応義塾大学 消化器内科)
司会の言葉 炎症性腸疾患(IBD)は、免疫の異常につながる遺伝的素因を持ったヒトの一部が食事や腸内細菌に対して過剰な免疫応答をきたし発症する。ただ、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)では、食事抗原や腸内細菌の関与の度合いは大きく異なり、腸管で起こる免疫炎症反応も異なっている。基礎研究の主役であったTNFα、IL-12/IL-23、JAK-STAT分子を標的とする薬剤が実際にヒトに投与される時代となったが、それら薬剤に対する反応がUCとCDで異なることはその病態に関わる免疫応答の違いを表している。一方、既存の薬剤についてもさまざまなことが明らかにされ、IBD治療は個別化の時代を迎えている。例えば、NUDT15遺伝子多型の臨床応用や抗体製剤のTDM、T2Tといった治療ストラテジーの導入などである。このパネルディスカッションでは、すでに登場している新規薬剤に限らず、内視鏡を含めた新たな診断治療法、治療ストラテジーなどさまざまな分野の発表について将来展望を含めて討論したい。

【内科 4】ワークショップ
「IBD発癌の諸問題・基礎~臨床まで」

司会 岩男 泰(慶応義塾大学 予防医療センター)
松本 主之(岩手医科大学医学部 内科学講座消化器内科消化管分野)
司会の言葉 潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)が腸管癌の高リスク群であることは周知の事実である。特にUC患者に対してはサーベイランス内視鏡検査が推奨されてきた。一方、UCとCDの発癌メカニズムや分子・臨床病理所見は通常大腸癌や遺伝性大腸癌とは異なっている。また、前癌病変を含めたUC関連腫瘍の内視鏡像は極めて多彩であり、その一部は臨床的に発見困難と考えられてきた。しかし、内視鏡機器の進歩と症例の集積に伴い、UC関連腫瘍の診断・治療指針に関する考え方が変化しつつある。また、内視鏡治療の位置づけなど未解決の課題も多い。そこで、本セッションではUCとCDに関連した腸管腫瘍について基礎から臨床まで多くのデータを提示いただき、現状と今後の課題を議論してみたい。基礎・臨床病理、内科、外科、内視鏡の幅広い領域からの演題を頂き、大腸肛門病学会の主題として相応しい熱い討論を行いたい。多くの皆様の応募をお待ちします。

【外科 1】シンポジウム(ビデオ)
「脾彎曲部結腸癌に対する手術」

司会 山口 茂樹(埼玉医科大学国際医療センター 消化器外科)
惠木 浩之(愛媛大学 消化管・腫瘍外科学)
司会の言葉 脾彎曲部結腸癌に対する腹腔鏡下手術は、依然として多くの課題が残されている。結腸授動のアプローチ法(頭側・内側・後腹膜・挟み撃ち)、支配血管(中結腸動脈・副中結腸動脈・左結腸動脈)の確認及び郭清範囲の決定(膵下縁レベル・脾静脈レベル)、腸管切離距離や吻合方法(機能的端々・体腔内吻合・手縫い)、縫合不全対策など定型的な術式は確立されていない。これらの課題に対する各施設の取り組みを、これまでの経験や治療成績を踏まえて、なぜその方法を選択するのか、どのような有利な点があるのか、さらにどんな注意点があるかを手術ビデオ中心に発表していただきたい。

【外科 2】パネルディスカッション(ビデオ)
「側方郭清におけるベストアプローチ」

司会 高橋 慶一(がん・感染症センター都立駒込病院 外科)
竹政 伊知朗(札幌医科大学 消化器・総合/乳腺・内分泌外科)
司会の言葉 下部進行直腸癌における側方郭清の意義はJCOG 0212試験でも証明され、下部進行直腸癌の外科治療においては必要不可欠の手術手技である。側方郭清において、不十分な郭清になりやすい部位はNo263Dの末梢およびNo283の遠位部であり、これらの部位をいかに確実に郭清するかがその後の局所再発予防につながると考える。かつては開腹手術における側方郭清が主流であったが、近年は腹腔鏡下、ロボット支援下、TaTMEによるアプローチ等様々なアプローチでの側方郭清の工夫がなされている。側方郭清術のアプローチ法の工夫を広く応募していただき、それぞれのアプローチでの利点、欠点を明らかにし、標準的側方郭清術としての最新のベストアプローチは何かについて探索したい。

【外科 3】シンポジウム(ビデオ)
「回腸嚢肛門(管)吻合の工夫と治療成績」

司会 小金井 一隆(横浜市立市民病院 炎症性腸疾患科)
石原 聡一郎(東京大学 腫瘍外科)
司会の言葉 潰瘍性大腸炎は本邦で症例数が増加し続けている。近年は新規治療薬の登場とともに外科手術率が低下したとの報告もあるものの、内科治療が奏効しない例や癌、dysplasia合併例などに対しては従来通り、大腸全摘術が治療の中心である。潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘、回腸嚢肛門(管)吻合術は病変部としての大腸切除と自然肛門温存を両立させた術式で、標準術式として広く行われている。症例の状態などによって肛門吻合か肛門管吻合術かの選択や分割手術、一期手術の選択が行われており、術後経過は良好であるが、両術式ともに短期合併症、長期合併症、術後排便機能の点から、工夫、改良すべき課題も多い。大腸の切除法、回腸嚢の作成法、直腸粘膜抜去法、直腸切離法、回腸嚢と肛門あるいは肛門管の吻合法、人工肛門造設法、開腹手術または腹腔鏡下手術(standard laparoscopicまたはhand assisted laparoscopicの選択を含む)の選択など様々な点について、各施設での工夫と治療成績について、ビデオによるプレゼンテーションをお願いしたい。問題点とその解決へのヒントが共有できるようなシンポジウムとしたい。

【外科 4】ワークショップ
「高齢化するIBDの外科治療」(150分)

司会 板橋 道朗(東京女子医科大学 消化器・一般外科)
池内 浩基(兵庫医科大学 炎症性腸疾患外科)
司会の言葉 炎症性腸疾患(IBD)の手術症例が高齢化していることはすでに多くの施設から報告がある。その要因の一つは内科的治療法の進歩により、病悩期期間が長くなっていることが考えられる。一方、特に潰瘍性大腸炎(UC)領域では、高齢発症の症例の増加も明らかである。特に高齢発症症例では、若年者に比べて、併存疾患も多く、緊急手術の予後は不良であるとの報告が多い。どの程度まで内科的治療を行うのかが一番の問題ではあるが、外科的には手術後合併症を低下させ、予後を改善するには1期的な手術にこだわることなく、状態に応じた術式の選択も重要である。 また、クローン病では、UCほど高齢発症症例は多くないが、病悩期間の延長に伴い発癌症例や、短腸症候群症例が増加している。 本セッションでは高齢者IBD手術症例の各施設の現状とともに、周術期合併症を減少させ、予後を改善させるためにはどのような工夫を行っているのかを論議したい。 多くの演題を期待しています。

【外科 5】ワークショップ
「直腸癌治療後の排便障害(LARS)の診断と治療」

司会 幸田 圭史(帝京大学ちば総合医療センター 外科)
赤木 由人(久留米大学 外科)
司会の言葉 直腸癌に対する手術は解剖や生理の理解、鏡視下手術の発展により、自律神経温存手術、出血量の減少など術後合併症は少なくなってきた。しかしながら術後のフォロー中に頻便、残便感、便意切迫、失禁などの排便に関する症状は聞かれる。 直腸癌治療は術式による吻合高の位置、再建方法、放射線治療の有無など多様性がみられる。術後排便障害はこのようなことが成因となっている可能性がある。治療の結果、肛門機能にどのような変化が生じ、排便障害につながるのか、各施設の症例の排便障害の原因を判断する方法を述べていただき、その結果がどのような排便障害に関連しているのかを討論したい。さらに、それらの症状を緩和するのに有効な治療方法を述べていただきたい。

【肛門科 1】ワークショップ
「大腸肛門機能障害の評価と治療」

司会 岡本 康介(松島病院大腸肛門病センター 肛門科)
安部 達也(くにもと病院 肛門外科)
司会の言葉 大腸肛門機能障害には便秘、下痢、腹部膨満、便排出障害、便失禁など多くの症状や疾患が含まれ、 これらの障害で慢性的に悩んでいる患者は多く、QOLの低下や社会活動の制限が問題となり、時には生命予後に影響する場合もある。本学会から便失禁診療ガイドライン発刊後、慢性便秘症診療ガイドラインが他の研究会からも相次いで発刊され、また本学会員を中心に各地で専門外来が開設されるなど、国内の診療体制も徐々に整い始めている。便秘症の治療に関しては、我が国で開発された全く新しい作用機序の治療薬をはじめとし、この10年で多くの新規下剤が登場した。便失禁に対しても仙骨神経刺激療法や経肛門的洗腸療法といった新しいモダリティーが使用可能となっている。本ワークショップでは、大腸肛門機能障害の評価、治療に対する各施設の取り組みや工夫、研究、新しい方向性などについて提示していただきたい。

【肛門科 2】パネルディスカッション
「骨盤臓器脱の診断と治療の標準化」

司会 松尾 恵五(東葛辻仲病院)
松田 聡(松田病院大腸肛門病センター 外科/肛門外科)
司会の言葉 骨盤臓器脱(Pelvic Organ Prolapse, POP)に対する診療と治療は、脱出する臓器と症状により、産婦人科、泌尿器科、外科にまたがる領域であり、ウロギネとしてワンチームで診療にあたる施設もある。女性の狭義のPOPに対するLSC手術(Laparoscopic Sacrocolpopexy)は定形化、標準化されていると見受けられるが、未解決な点もあると考えられる。昨年、本邦では初の直腸脱に関するガイドラインとなる「肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)・直腸脱診療ガイドライン 2020年版」が本学会より発行された。直腸脱は直腸肛門外科領域において、その適応決定の質的診断や治療法がいまだ十分に標準化されていない疾患である。そこで、本パネルディスカッションでは大腸肛門外科医から見たPOPに対するTVM、TVT、LSC、LSCR、LVRなどの手術方法の概説や本質的適応基準および直腸脱に対する外科的治療の適応と方法を発表して頂き、討論によりPOPの診断と治療の標準化の方向性を論じて頂きたい。

【肛門科 3】シンポジウム
「裂肛・肛門狭窄の診断と治療」

司会 辻 順行(大腸肛門病センター高野病院)
栗原 浩幸(所沢肛門病院)
司会の言葉 裂肛とは、通常肛門縁から歯状線までの間に発生する肛門管上皮の裂傷を指す。症状は、排便中および排便後に発生する肛門痛が多く数時間続くこともある。出血も一般的に見られることが多く、鮮血色で少量出血の事が多い。診断は問診である程度下す事ができるが、肛門の視診・指診や肛門鏡の観察で肛門狭窄、線条の裂傷を認める事で診断される。治療は保存療法でほとんどの症例は改善するが、保存療法後も疼痛,出血が数ヶ月間改善しない慢性裂肛症例、肛門狭窄を伴い疼痛等が改善しない症例、脱出性病変により裂肛を来す症例や肛門内圧で最大静止圧が高値例では手術適応となる。手術は皮膚弁移動術、内括約筋側方切開術、肛門拡張術、結紮切除術が適応される。今回のシンポジウムでは、貴施設における裂肛の診断(特に肛門狭窄の診断法、肛門内圧検査との関係)、治療法(保存療法)、手術(手術適応、手術法と術後の有害事象)について触れて頂き、当会の会員にとって有益なシンポジウムにしたいと考える。是非奮って応募をお願いしたい。

【肛門科 4】シンポジウム
「痔核治療の工夫ー治療の標準化に向けてー」

司会 山口 トキコ(マリーゴールドクリニック)
岡本 欣也(東京山手メディカルセンター 大腸肛門病センター)
司会の言葉 2014年に発刊された肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドラインは多くの医師にコンセンサスを得ることで肛門診療の礎となり、さらに2020年に改定第2版が発刊され現在に至る。痔核の外科的治療としては結紮切除術、ゴム輪結紮法、5%PAO硬化療法、ALTA療法(ALTA併用療法)、PPH法、分離結紮法、Anal cushion lifting法、経肛門的痔動脈結紮法、mucopexyなどが記されている。ただし実臨床では各々の術式は画一的なものではなく、各医師がさらに細かな工夫を凝らし、よりよい治療を目指し行っている。また痔核はバリエーションに富むため一つの術式にこだわることなく、痔核の形態に応じた術式の変更、工夫も行っていることだろう。本セッションでは現在行っている痔核治療の選択、術式の工夫、改善点、さらに成績、合併症を詳細に述べていただき、さらなる痔核治療の標準化に向けて有意義な議論ができるシンポジウムにしたいと考えている。

【内科・外科 1】ワークショップ
「大腸T1癌に対する治療ストラテジー」

司会 上野 秀樹(防衛医科大学 外科学(下部消化管))
永田 信二(広島市立安佐市民病院 消化器内科)
司会の言葉 大腸pT1癌のリンパ節転移率は約10%である。SM浸潤度はリンパ節転移の重要なリスク因子であるが,病理所見を緻密に分析することで,そのリスクが1~2%に見積もられるpT1b癌の抽出が可能である。新規リスク因子の確立により,新しい局所切除後治療アルゴリズムの構築が期待される。一方,完全切除技術の向上により,将来的には切除生検を目的とした局所切除がSM浸潤度によらず試みられ,完全切除不能と判断されるT1癌にのみ根治手術を選択するストラテジーも検討されよう。近年,確実に垂直断端陰性で切除する手技としてポケット法や牽引法を用いたESDが開発され,下部直腸癌に対するPAEM (peranal endoscopic myectomy)や内視鏡的全層切除術にも,完全切除の成功率を向上する新規治療法として期待が高まっている。外科的にも経肛門的内視鏡手術の有用性が多く報告されている。本ワークショップでは,大腸T1癌に対する新しい治療ストラテジーの展望について,内視鏡医,外科医,病理医による学際的な討論を期待する。

【内科・外科 2】パネルディスカッション
「大腸ESDと外科手術の住み分け」

司会 岡島 正純(広島市立広島市民病院 外科)
斎藤 豊(国立がん研究センター中央病院 内視鏡科)
司会の言葉 大腸ESDが保険収載され、また腫瘍径の制限も撤廃されたため、上皮内~粘膜下層表層にとどまっている早期がんであれば、内視鏡治療で根治が得られるようになっている。一方、SM高度浸潤癌(c1b)や、リンパ節転移危険因子を有する大腸癌では、転移再発のリスクから外科手術の適応となる。しかしながら下部直腸では外科手術の侵襲や人工肛門のリスクなどからc1bと診断されても診断的治療としてESDが選択されることもある。また下部直腸においてはpT1b(非治癒切除因子を有するT1aも含む)に対して局所切除後放射線化学療法(JCOG1612)の有効性を検証する多施設前向き試験がスタートしている。一方、盲腸においては腹腔鏡手術(LAC)の容易さに比較してESDの困難性も指摘されている。虫垂開口部にかかる病変では術者の経験などを考慮するとESDよりむしろLACが選択される場合もある。本パネルディスカッションでは、腫瘍部位や、治療前Stage診断に基づきESDと外科手術の選択をどのように臨床的に判断しているか、また、ESD/腹腔鏡手術/経肛門的外科手術それぞれの選択基準、長所・短所、などを施設別に発表いただければ幸いです。
ESDと外科との合同手術の取り組みなどの報告も歓迎いたします。

【内科・外科 3】パネルディスカッション
「IBD診療における内科と外科の連携」

司会 久松 理一(杏林大学医学部 消化器内科学)
大毛 宏喜(広島大学病院 感染症科)
司会の言葉 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,クローン病)の内科治療の進歩は著しく、治療の中心は生物学的製剤をはじめとする分子標的治療へと移行しつつある。世界的にも炎症性腸疾患の手術数は全体的には減少傾向にあるとされる。しかし、いっぽうで難治性クローン病への移行率は変わらず、潰瘍性大腸炎では癌を理由とした手術の増加、高齢発症潰瘍性大腸炎での高い手術率など未解決の課題や新たな課題は多い。本セッションでは単に手術タイミングの議論に留まるのではなく、術前術後マネージメント、クローン病術後のモニタリング、高齢者などスペシャルシチュエーションへの対応など幅広い演題を内科・外科の先生方から募集したい。

【内科・外科 4】シンポジウム
「遺伝性大腸癌診療の最前線・基礎~臨床まで」

司会 石川 秀樹(京都府立医科大学 分子標的癌予防医学)
檜井 孝夫(広島大学病院 遺伝子診療科)
司会の言葉 遺伝性大腸癌の診療と研究は、アムステルダム診断基準(1990年)ならびにAPCの同定(1991年)から飛躍的に発展し約30年が経過した。この間、本邦でも診療ガイドラインなどが作成され家族性大腸腺腫症(FAP)やLynch症候群などに対する診断法やサーベイランス、治療法についてのエビデンスが集積しつつある。また、近年、がんゲノム医療が保険診療となり、治療に関するゲノム情報以外に、Germline findingsとして、遺伝性大腸癌が予期せずに診断され、血縁者のリスク評価やサーベイランスなどの領域で新たな問題が発生している。本シンポジウムでは、様々な遺伝性大腸癌に関する基礎研究、トランスレーショナルリサーチをはじめ、実臨床における内視鏡診断や治療、外科的治療、がん薬物療法における最新の知見について報告をしていただき、議論したい。

【内科・外科 5】シンポジウム
「高齢者大腸癌治療の実態と課題」

司会 宮島 伸宜(聖マリアンナ医科大学東横病院 消化器・一般外科)
小林 清典(北里大学医学部 新世紀医療開発センター)
司会の言葉 本邦での高齢化の進行とともに、高齢の大腸癌患者を診療する機会が増加している。高齢者の定義は75歳以上とする場合が多いが、非高齢者と比較し心肺機能などが低下しており、複数の併存疾患を有する患者も少なくない。大腸癌の治療法には、内視鏡的摘除や外科手術、化学療法、放射線療法などがあり、大腸癌の進行度に応じて治療法が選択されるが、高齢者では治療に伴う有害事象の発生頻度が高いことが知られている。したがって高齢者大腸癌の治療法の選択においては、有効性のみならず、安全性に対する十分な配慮が必要であり、非高齢者とは異なる手術法の選択や厳重な術後管理、化学療法を行う場合は使用薬剤の変更が必要になる場合があると考える。また高齢者大腸癌の治療においては、患者の全身状態や余命のみならず、周囲のサポート環境に対する配慮も必要である。本シンポジウムでは、高齢者の大腸癌治療における各施設の取り組みや治療成績について内科・外科の立場から述べていただき、高齢者大腸癌治療の実態と課題を明らかにしたいと考えている。

【内科・外科 6】パネルディスカッション
「Sidednessに基づいた大腸癌治療戦略」

司会 橋口 陽二郎(帝京大学医学部 外科学講座)
室 圭(愛知県がんセンター 薬物療法部)
司会の言葉 近年、大腸癌原発巣の占居部位によって、予後や薬剤感受性が異なることが明らかになってきた。わが国の大腸癌治療ガイドライン医師用2019 年版では、切除不能進行再発大腸癌の一次治療の方針を決定する際のプロセスとして、左側結腸・直腸(下行結腸~直腸)においてはRAS/BRAF野生型であれば抗EGFR抗体薬併用のダブレット化学療法を、右側結腸(盲腸~横行結腸)においてはベバシズマブ併用のダブレットもしくはトリプレットの化学療法を、それぞれ第一選択として考慮することが推奨されている。2018年発刊のアジア版ESMO コンセンサスガイドラインや最新版NCCNガイドラインでも同様の記載、推奨となっている。一方で切除不能例での二次化学療法以降や切除可能大腸癌ではこのような治療戦略はとられていない。このような方向性や治療戦略の妥当性に関して、あるいはその問題点に関して、臨床現場の観点から、また、臨床病理学的、分子・遺伝子生物学的な背景の観点から論じていただきたい。

【内科・外科 7】パネルディスカッション
「閉塞性大腸癌に対する治療戦略」

司会 斉田 芳久(東邦大学医療センター大橋病院 外科)
桑井 寿雄(呉医療センター中国がんセンター 消化器内科)
司会の言葉 2020年にESGEガイドラインが改定され、Bridge to Surgery (BTS)目的の大腸ステント挿入が基本的に推奨となり、閉塞性大腸癌の治療戦略は世界的に大きな変革期を迎えている。これまで緊急ハルトマン手術、ストーマ造設後の二期的手術,経肛門的イレウス管による腸管減圧後の外科手術などが施行されてきたが、これに大腸ステントによるBTS後の根治手術も考慮されることとなる。本邦ではこれら治療方針が施設間で異なっている現状があり、早急に治療指針を構築する必要性がある。また遠隔転移を伴う症例においても、閉塞解除の選択肢に大腸ステントが加わったことで、それに伴う術前・術後を含めた化学療法のレジメン、さらには原発巣摘出の有無などの治療方針も施設間で異なっている。本パネルディスカッションでは、各治療成績の有効性と安全性から利点および欠点を示していただき、閉塞性大腸癌に対する治療戦略の指針を構築する討論を行いたい。

【内科・外科 8】ワークショップ
「大腸憩室疾患に伴う諸問題‐出血、膿瘍、狭窄、瘻孔‐」

司会 船橋 公彦(東邦大学医療センター大森病院 消化器センター外科)
冨樫 一智(福島県立医科大学会津医療センター 小腸・大腸内科)
司会の言葉 最近の各種学会では憩室出血の話題がよく取り上げられ、議論が煮詰まってきた感がある。憩室出血に対しては内視鏡的結紮術(banding)が第一選択の治療法であり、これが奏功しない場合には、動脈塞栓術(I V R)、外科手術が選択される。憩室出血の治療戦略に対する異論は少ない。一方、憩室炎に対する治療戦略については、各方面から包括的に議論されることは少なかった。穿孔・膿瘍・瘻孔・狭窄を伴う大腸憩室炎の死亡率は一般住民よりも高いことが示されており、臨床上の大きなテーマである。膿瘍・狭窄に対する治療方針(手術適応、内科的治療の可能性など)は、本邦ガイドラインに示されているが、レベルの高いエビデンスにより裏打ちされたものではない。本ワークショップでは、憩室炎を中心に据えて、その診断・治療における問題点を明らかとしたい。各施設のデータに基づかないメタアナリシス等も歓迎する。各方面からの演題をお待ちしている。
要望演題
  • 内科1:内視鏡室の感染対策
  • 内科2:大腸癌の予防
  • 内科3:大腸内視鏡治療後のサーベイランス
  • 内科4:抗血栓内服患者の大腸内視鏡検査・治療
  • 内科5:感染性腸炎
  • 内科6:薬剤性腸炎
  • 内科7:小児における大腸内視鏡検査
  • 内科8:大腸カプセル内視鏡
  • 内科9:PCCRC
  • 内科10:Cold polypectomy
  • 内科11:Sessile serrated lesionの取扱い
  • 内科12:稀な大腸疾患
  • 外科1:ISR後の肛門合併症の治療
  • 外科2:ストーマ関連の合併症と治療
  • 外科3:直腸癌に対するta-TME
  • 外科4:直腸癌に対するロボット支援手術
  • 外科5:大腸癌に対する免疫チェックポイント阻害剤治療の現状
  • 外科6:BRAF V600E変異陽性大腸癌
  • 外科7:結腸癌に対する体腔内吻合
  • 外科8:IBD術前・術後管理の課題
  • 外科9:ICGを利用した大腸癌手術
  • 外科10:大腸癌の補助化学療法
  • 外科11:直腸癌に対するWatch & Wait
  • 外科12:直腸癌に対する術前治療
  • 外科13:局所進行大腸癌に対するNAC
  • 外科14:IBDにおける外科術後のQOL
  • 外科15:Crohn病の肛門疾患の治療
  • 外科16:腹腔鏡手術のトラブルシューティング
  • 外科17:大腸癌傍大動脈リンパ節転移に対する外科治療
  • 外科18:大腸手術におけるSSI予防
  • 外科19:大腸癌腹膜播種
  • 外科20:大腸外科手術における縫合不全
  • 外科21:大腸外科手術における腸閉塞
  • 外科22:高度肥満症例に対する腹腔鏡手術
  • 肛門科1:直腸脱
  • 肛門科2:痔核に対する治療の工夫
  • 肛門科3:痔瘻に対する治療の工夫
  • 肛門科4:裂肛に対する治療の工夫
  • 肛門科5:慢性便秘症に対する診断と治療
  • 肛門科6:肛門疾患のデイサージェリーの現状
  • 肛門科7:直腸肛門領域の感染症
  • 肛門科8:高齢者大腸肛門疾患
  • 肛門科9:便失禁に対する診断と治療
  • 肛門科10:排便機能障害に対するチーム医療
  • 内科・外科合同1:大腸NENの診断と治療
  • 内科・外科合同2:小腸腫瘍の診断と治療
  • 内科・外科合同3:FAPの治療
  • 内科・外科合同4:IBD術前・術後管理の課題
  • 内科・外科合同5:大腸粘膜下腫瘍の診断・治療
  • 内科・外科合同6:大腸LECS
  • 内科・外科合同7:大腸癌肝転移の集学的治療
  • 内科・外科合同8:NETの診断と治療
  • 内科・外科合同9:稀な大腸疾患
  • 内科・外科合同10:稀な直腸肛門疾患