第17回日本女性骨盤底医学会

会長のご挨拶


第17回日本女性骨盤底医学会
会長 巴 ひかる
東京女子医科大学東医療センター
骨盤底機能再建診療部
泌尿器科

 このたび、第17回日本女性骨盤底医学会大会(2015年8月1日、2日、京王プラザホテル新宿)を開催させていただくことになりました。大変光栄であり、会員の皆様には心より感謝と御礼を申し上げます。

 学術集会のテーマを「Forever Challenge」とさせていただきました。その理由は三つあります。
 一つ目は、本学会設立の経緯です。本学会は2001年に「ウロギネコロジー勉強会」としてスタートし、「ウロギネコロジー研究会」「日本ウロギネコロジー研究会」と進化し、2006年より現在の「日本女性骨盤底医学会」に発展しました。
 二つ目は、本学会が関連する手術の術式の発展です。腹圧性尿失禁手術は膀胱頚部挙上術(MMKからBurchへ)から針式膀胱頚部挙上術(PereyraからStameyへ)へと進化し、TVT手術およびTOT手術という中部尿道スリング手術へと発展しました。骨盤臓器脱に対する手術も子宮摘出術や前後膣壁縫縮術からメッシュ利用TVM手術、経腟式手術から腹腔鏡手術仙骨子宮(膣)固定術LSCへと発展し、欧米ではすでにロボット支援下手術RSCへと進化を遂げています。
 そして三つ目は、私自身の目指したいスタンスです。「まず始めること、そして続けること。」その後は、「目標は高く、プロセスは大切に。」を胸に歩んでいるつもりですが、それに加えて「Forever Challenge」でいたいと欲張ってみました。

 本大会では、海外招聘演者としてIUGAのpast president であるWilly G Davila先生(urogynecologist)とAUAやSUFUでご活躍のKathleen C Kobashi先生(urologist)をお招きして、腹圧性尿失禁、RSCを含む骨盤臓器脱手術、IUGAの動向、過活動膀胱などをご講演いただきます。また国内からは秋田恵一先生(東京医科歯科大臨床解剖学)にTVMやLSCに必要な解剖をご講演いただきます。
 さらに、骨盤臓器脱手術の術式に関するがちんこのディベート・セッション、LSCの達人ビデオによるコツの伝授、手術だけじゃない、女性性機能および骨盤底筋訓練のシンポジウム、そして大会初企画として40th IUGA 2015に参加された先生から学会Topicsをレポートしていただきます。

 欲張り過ぎの内容かもしれませんが、おなかいっぱいになるくらい骨盤底医学をご堪能下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。